自律神経免疫療法とは?
新潟大学大学院教授の安保徹先生と故 福田稔医師が提唱した理論に基づく療法です。
免疫機構の一部である白血球は自律神経の影響を受けていることがわかりました。つまり、自律神経を調整すれば免疫をあげ、自然治癒力をより発揮できるようになるのです。
この自律神経を調整し免疫を強くする治療の総称を自律神経免疫療法と呼びます。
治療の方法
治療の方法は様々ですが、当院で行うのは鍼灸の世界で「無血刺絡」とよばれる「刺さない」鍼治療により行います。
皮膚に刺激を与えると一時的に交感神経が優位となり、その後、リバウンド効果で一気に交感神経が抑制され、交感神経と副交感神経のバランスがとれてきます。
こうして自律神経が良い状態になることにより、白血球の中でも免疫効果が高いリンパ球の働きが活性化され、自然治癒力が高まるのです。
以前は鍼や注射針を刺していたそうですが、そのようなことをしなくても同等の効果が刺さない鍼で出せることがわかってきました。
「刺さない鍼」とは
先の尖ったピンセットのようなもので行う方法と磁石の棒を使って行う方法があります。
患者様の状態にあわせて使い分けます。